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見えない矯正(舌側矯正)
見えない矯正は、歯の裏側に装着して歯並びをきれいにする装置で、「リンガル矯正」、「裏側矯正」とも呼ばれています。
歯の裏側に正確に装置を装着し歯をコントロールするには、独自のシステムが必要になります。
そのため、矯正歯科を選ぶ際は、舌側矯正装置での治療経験が豊富で、この装置に対応する診療システムとドクターおよびスタッフの経験と技術がある矯正歯科医院での治療が望ましいでしょう。
見えない矯正治療の特徴
最近の裏側装置(STbなど)は、従来の約半分の大きさで、丸みを帯び、小さく、さらに薄くなっています。そのため、舌への違和感や発音への影響は大幅に軽減されます。装着してすぐは多少気になるようですが、ゆっくりしゃべることで発音は解決できます。
一般的には2〜4週間で慣れてきます。何も気にならない方から多少不自由を感じる方まで個人差はありますが、9割以上の方は日常的には問題無いようです。
見えない
歯の裏側(舌側矯正)に装置を装着するから矯正期間中に装置が見えない。
快適
非常に小さく薄い歯科矯正装置ですので話しやすく、食事もしやすい。また、丸みを帯びたデザインで、以前より口の中が快適で、歯磨きしやすい。
速い
従来の10分の1の力なので、痛みが少なく、より早く歯が移動します。
「見えない矯正」と「表側の矯正装置」を比べると
費用
裏側装置の方が表側の治療費に比べて1.5倍ぐらい高いのが一般的なようです。表側の装置と違い、裏側の治療では装置自体を患者様の歯に合わせてカスタマイズするため、その分費用がかかると考えて下さい。
治療期間・治療結果
治療期間と治療結果を比較すると、診療室ごとの舌側装置での治療レベルによりますが、舌側装置も表側矯正もほとんど変わりはありません。
咬み合わせや不正咬合の状態によっては、表の装置よりも短いこともあります。
虫歯のなりにくさ
裏側の装置は、唾液の分泌の大きい歯の裏側に装着するので、虫歯になりにくいという報告があります。
このため、歯の表にカリエスができることはありません。しかし歯磨きは指導しますので丁寧に行う必要があります。
「見えない矯正」と「マウスピース矯正」を比べると
「マウスピース矯正」は、「アライナー」、「インビザライン」、「アクアシステム」等と呼ばれているマウスピースを使用し、歯にかぶせることにより歯を移動する矯正装置を総称した治療法です。
この装置は、透明で目立ちにくく、さらに取り外しが可能です。これまで「歯並びを治したいと思っていたけど、歯に矯正装置を装着することに抵抗のあった方や、今一歩踏み出せなかった方」にも安心して始めて頂ける装置です。
歯が動く原理は、動かしたい目標の位置に歯をセットした歯型模型に合わせて、マウスピースを作製します。そのマウスピースを歯にかぶせるように装着します。すると、今の歯の位置とマウスピースのわずかなズレによる移動力が歯にかかります。この力でゆっくりと歯が動くわけです。
このマウスピースを数個から数十個、治るまで使用します。マウスピースの装着時間は、毎日18〜20時間が目安となります。適応は、どちらかと言えば比較的治療の簡単な軽度のものです。
簡単な矯正の場合に行いますので、当然治療期間も半年から2年と短めです。
通院は2〜4週間に一回程度。治療費は通常の表側の装置よりも高めになる場合が多いようです。
マウスピース矯正の利点
(1)装置がほとんど目立ちません
(2)取り外し式なので、歯磨きが簡単、食事中装置の違和感がありません
(3)金属アレルギーのある方でも使用できます
マウスピース矯正の欠点
(1)治療効果は、患者さんの協力によります。マウスピースを一日長時間装着しない場合には、しっかりと歯が動かず、さらに治療期間が長くなります。しっかり使用することが必須条件です。
(2)歯並びや咬合わせの不正度が悪いほど、マウスピース矯正だけでは治療効果は低くなる傾向があります。
抜歯ケースや中程度以上のケースで、「マウスピース矯正」を希望される場合、通常の表装置や見えない裏側の装置とマウスピース矯正を併用して治療することにより、治療効果を高めることができます。
ご自分に「マウスピース矯正」が向いているかどうかお知りになりたい場合には、当院までご相談下さい。
見えない矯正は、こんな方に向いています
矯正装置が目立たないように治したい方はもちろんのこと、例えば見えない装置では、全体の治療が2年かかるとしても、治療を始めて1年も経たないうちに前歯の歯並びはきれいに並んでいます。こうなるとあなたは普通に笑って話してもコンプレックスを感じずに裏側の治療のメリットを受けられます。
中学校高学年や高校生の学生の皆さんでは、歯の長さも十分になり内側の装置での治療も可能になります。特に歯の表に装置があることにより、トランペット等の吹奏楽器を演奏している方にとってメリットがあるようです。
また、表の装置での治療難易度の高い開咬症(前歯が噛みあっていない不正咬合)の方にも、内側の装置の特性である、前歯が後方に下がりやすく上下の歯が咬み込みやすいことや、舌前方突出癖(舌が燕下時に前に出るため前歯が噛み合わない)を治療するハビットブレイカーとしても働きにより治療効果が高いという報告があります。
リンガル矯正装置は、ほとんどの不正咬合の治療を行うことができ、質の高い治療結果を得られます。
舌側矯正治療例
舌側矯正治療例 (1)










舌側矯正治療例 (2)












舌側矯正治療例 (3)


















